2017年08月11日
朝5時をすぎると
朝5時をすぎると
静かに朝がはじまる
蝉が一斉に鳴き
一斉にやみを繰り返す
左腕にうつらうつらしている
子どもを抱き
右手でカーテンを開けると
朝もやが遠くの山の朝を
包んでいた
子どもは
もう一度眠りについた

谷川俊太郎氏の
詩を
思い出した。
「朝のリレー」
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球で
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交換で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで
目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと
受けとめた証拠なのだ
谷川俊太郎
「朝のリレー」より
静かに朝がはじまる
蝉が一斉に鳴き
一斉にやみを繰り返す
左腕にうつらうつらしている
子どもを抱き
右手でカーテンを開けると
朝もやが遠くの山の朝を
包んでいた
子どもは
もう一度眠りについた

谷川俊太郎氏の
詩を
思い出した。
「朝のリレー」
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球で
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交換で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで
目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと
受けとめた証拠なのだ
谷川俊太郎
「朝のリレー」より
Posted by ちきちき at 05:07│Comments(0)
│日々